上野國総社神社の御朱印!群馬県前橋市(こうづけのくにそうじゃじんじゃ)

歴史と由緒

群馬県前橋市に鎮座する上野國総社神社は、古代上野国の中心として千年以上の歴史を誇る神社です。
創建は**崇神天皇四十八年(紀元前85年頃)**と伝えられ、東国平定のために下向した皇子・豊城入彦命が、国土の平安を願い祀ったのが始まりとされています。

主祭神である経津主命(ふつぬしのみこと)は武神として崇敬され、さらにその御親神である磐筒男命・磐筒女命も合祀されています。
歴代の国司や武将たちに篤く信仰され、上野国の「総社」として国中の神々をまとめ祀る役割を担ってきました。現在も“群馬の総鎮守”として多くの参拝者を迎えています。


「長月」御朱印の美しさ

令和七年九月二十三日に授与された「長月(ながつき)」限定御朱印は、秋の夜長を象徴する美しいデザインが特徴です。

  • 金色の満月と流れる雲
  • 秋風に揺れるすすき
  • お餅をつく兎(うさぎ)

これらが描かれた御朱印は、まるで一幅の秋夜画のよう。墨と金、紅と銀のコントラストが、秋の月明かりと静寂を見事に表現しています。


御朱印に込められた意味

  • 月と兎、すすき:中秋の名月を象徴する日本の伝統文様
  • :豊穣と再生の象徴、新しい始まりを示す存在
  • 金色の満月:“満ちる”ことを意味し、努力が実を結ぶ吉祥を表現

「長月」という文字には、“夜が長くなる月”=“静かに心を整える季節”という意味が込められています。信仰と四季が融合した、日本文化の美を感じる御朱印です。


境内の見どころ

  • 楼門と拝殿・本殿:重厚で優雅な佇まい
  • 四季折々の風景:春の桜、秋の紅葉、冬の雪化粧
  • 古墳時代の遺構:群馬の古代信仰と文化を伝える貴重な史跡

静謐な雰囲気に包まれた境内は、訪れる人々の心を癒します。


御朱印巡りの楽しみ

上野國総社神社の御朱印は、月ごとに異なる季節限定デザインが魅力。
すべて神職の方々による手書きで、参拝者と神様とのご縁を結ぶ「祈りの記録」として授与されます。


アクセス情報

  • 所在地:〒371-0846 群馬県前橋市元総社町1丁目31-45
  • 御祭神:経津主命・磐筒男命・磐筒女命
  • 創建:崇神天皇四十八年(紀元前85年)
  • ご利益:厄除け・勝運・家内安全・五穀豊穣
  • 駐車場:あり
  • 最寄駅:JR新前橋駅から徒歩約15分

まとめ

上野國総社神社の御朱印は、古代と現代を結ぶ祈りの証。
長月の満月、すすき、兎──そのすべてに自然への感謝と心の静けさが込められています。

群馬を訪れる際には、ぜひ足を運び、歴史と季節の調和が宿る御朱印を手に取ってみてください。

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