参道を上って総門にたどり着くと、そこから石段を下る下り参道の先に社殿が鎮座する、珍しい下り宮の神社、一之宮貫前神社です。この神社は河岸丘陵の谷間の地形に沿った配置にあります。
鳥居、総門、楼門ともに目を引く朱色で彩られ、徳川3代将軍家光の造営、5代綱吉の改修による拝殿や本殿は、日光の東照宮を彷彿とさせる極彩色で輝いています。
一之宮貫前神社とは？
この神社の歴史は古く、鷺宮（現・安中市）に付近の氏族が氏神として建国の武神・経津主神を祀ったことに始まります。その後、飛鳥時代に現在地に遷座され、約1500年の歴史を刻んできました。農耕と機織りの神である比売大神も祀られています。
この神社は拝殿・本殿・総門・楼門が国の重要文化財に指定されており、武勇の神に由来する「勝って帰る」関連の像や樹木、そして勝ちガエルの信仰でも知られています。
物部氏によって祖神が祀られたことから始まり、古代には朝廷や中世以降は武家からも崇敬されました。
神社の伝承によると、創建は安閑天皇元年（531年?）3月15日に鷺宮に氏神である経津主神が祀られたのが始まりとされます。その後、天武天皇2年（673年）に最初の奉幣が行われ、室町時代には「抜鉾神社」と「貫前神社」として記され、延喜式神名帳にも貫前神社が名神大に列格されています。
明治維新後に近代社格制度において国幣中社に指定され、「貫前神社」と改称されました。その後、戦後は神社本庁が包括する別表神社となりました。
一之宮貫前神社では、参拝者に対して御朱印を授与しています。この御朱印は信仰の証として大変価値があり、多くの人々が集めています。
一之宮貫前神社の御朱印
一之宮貫前神社では、参拝者に対して美しい御朱印を授与しています。この御朱印は、神社の神聖なる証として参拝者にとって大変貴重なものです。
御朱印をいただくためには、まずは一之宮貫前神社を訪れます。社殿に参拝し、手水舎で手を清めた後、鳥居をくぐり、社殿へと参道を進みます。
参拝の際には、心を静め、敬虔な気持ちで神社を訪れることが大切です。参拝が終わったら、社務所で御朱印をお願いしましょう。神職の方に御朱印帳を差し出し、丁寧にお願いすると、神職の方が厳かな手つきで御朱印を押してくださるでしょう。
直筆での筆耕、書置きは500円、新規御朱印帳授与（筆耕料とあわせて2000円）となっております。
アクセス
一之宮貫前神社へのアクセスは以下の通りです。
- 住所：神奈川県横浜市戸塚区貫前町
- 電車：JR戸塚駅から徒歩約15分
- バス：戸塚駅東口からバスで約10分、「貫前町」バス停下車、徒歩約5分
参拝情報
一之宮貫前神社は一年を通じて多くの参拝者で賑わっています。特に初詣や季節の祭りの時期には、多くの人々が訪れます。また、神社周辺には風光明媚な自然も広がっており、散策にも最適な場所です。
一之宮貫前神社は、地域の歴史や文化、信仰の中心地として、多くの人々に愛されています。ぜひ一度足を運んで、その雰囲気を体感してみてください。
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