深谷市で見られる動物・虫・鳥・魚を紹介！身近な場所で出会える驚きの生物

2024年6月13日

深谷市は、豊かな自然環境に恵まれた街です。関東平野の北西部に位置し、市の中央を流れる荒川や、緑豊かな森林、広大な田園地帯が織りなす多様な環境が、多くの動物たちの生活を支えています。この記事では、深谷市の自然の中で出会える動物たちを、生息場所別にご紹介します。

市街地・住宅地周辺で見られる動物たち

私たちの生活圏である市街地や住宅地周辺でも、注意深く観察すれば、様々な動物たちに出会うことができます。

鳥類:
- スズメ: 日本で最も身近な鳥の一つ。電線や家の軒先などで群れをなしている様子をよく見かけます。
- カラス: 知能が高く、環境への適応力も強い鳥。深谷市ではハシブトガラスが多く見られます。
- ヒヨドリ: 都会でもよく見かける鳥。特徴的な鳴き声で知られています。
- メジロ: 目の周りの白い輪が特徴的な小鳥。春には梅の花の蜜を求めて集まります。
- シジュウカラ: さまざまな鳴き声を持つ小鳥。公園や庭先でもよく見かけます。
- ハクセキレイ: 白と黒のコントラストが美しい鳥。水辺を歩きながら餌を探す姿をよく見かけます。
- ツバメ: 春から夏にかけて飛来し、人家の軒先に巣を作ることで知られています。
- ムクドリ: 群れで行動する鳥。秋には大群でねぐらに集まる「ムクドリのねぐら入り」が見られます。
哺乳類:
- タヌキ: 日本古来より親しまれている動物。夜行性で、雑食性のため、市街地でも適応しています。
- ハクビシン: 外来種ですが、近年、都市部での生息数が増加しています。木登りが得意で、屋根裏などに住み着くこともあります。
昆虫類:
- チョウ: モンシロチョウ、アゲハチョウ、キチョウなど、様々な種類のチョウが花々を訪れます。
- トンボ: アキアカネ、シオカラトンボ、ギンヤンマなど、水辺を中心に様々な種類のトンボが見られます。
- バッタ: ショウリョウバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタなど、草むらでよく見かけます。
- セミ: アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなど、夏の風物詩として知られています。

田園地帯で見られる動物たち

深谷市には広大な田園地帯が広がっており、そこでは農作物と共に生きる動物たちの姿を観察できます。

鳥類:
- サギ: アオサギ、ダイサギ、コサギなど、水田や河川で魚やカエルを捕食します。
- カモ: マガモ、カルガモ、コガモなど、水田や池に飛来し、植物の種子や水生昆虫などを食べます。
- ツバメ: 春から夏にかけて飛来し、田んぼの上を飛び回りながら昆虫を捕食します。
- ケリ: 田んぼや畑の周辺でよく見られる鳥。縄張り意識が強く、大きな声で鳴きます。
- コハクチョウ: 冬になるとシベリアなどから渡来し、田んぼで落ち穂などを食べます。
哺乳類:
- キツネ: 田畑の周辺に生息し、ネズミや鳥などを捕食します。
- ノウサギ: 草原や畑に生息し、草や野菜などを食べます。
- モグラ: 地中にトンネルを掘って生活し、ミミズや昆虫の幼虫などを食べます。
両生類・爬虫類:
- カエル: トノサマガエル、アマガエル、ダルマガエルなど、水田やその周辺で見られます。
- ヘビ: アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシなど、田んぼや草むらに生息しています。
昆虫類:
- バッタ: イナゴ、コバネイナゴなど、稲を食べるバッタもいます。
- カマキリ: オオカマキリ、チョウセンカマキリなど、肉食性の昆虫で、他の昆虫を捕食します。
- トンボ: アキアカネ、シオカラトンボなど、水田の周辺でよく見られます。
- ホタル: ヘイケボタル、ゲンジボタルなど、初夏には美しい光を放ちます。

森林・山間部で見られる動物たち

深谷市の北部には、緑豊かな森林が広がっており、そこには多種多様な動物たちが暮らしています。特に、仙元山や鐘撞堂山などの山間部では、貴重な動植物を観察することができます。

鳥類:
- フクロウ: 夜行性の鳥で、特徴的な鳴き声で知られています。アオバズク、フクロウ、トラフズクなどが見られます。
- キツツキ: 木をつついて昆虫を捕食する鳥。アオゲラ、コゲラ、アカゲラなどが見られます。
- タカ: 上空を悠々と飛ぶ姿が印象的な猛禽類。オオタカ、ノスリ、サシバなどが見られます。
- コゲラ: 日本で最も小さいキツツキ。スズメほどの大きさで、木の幹を素早く動き回ります。
- オオルリ: 美しい青い羽根を持つ鳥。春から夏にかけて、さえずりが森に響き渡ります。
- サンコウチョウ: 長い尾羽が特徴的な鳥。夏鳥として飛来し、美しい声でさえずります。
- ヤマガラ: 人懐っこい小鳥。餌付けされている場所では、手乗りすることもあります。
哺乳類:
- イノシシ: 山林に生息し、植物の根や昆虫などを食べます。近年、生息数が増加しており、農作物への被害も出ています。
- シカ: 山林に生息し、木の葉や草などを食べます。早朝や夕方に活動することが多く、運が良ければ出会えるかもしれません。
- ムササビ: 夜行性の動物で、木から木へと滑空します。木の葉や果実などを食べます。
- テン: 木登りが得意な動物。小鳥やネズミなどを捕食します。
- タヌキ: 森林だけでなく、市街地でも見られることがあります。
昆虫類:
- カブトムシ: 日本の代表的な昆虫の一つ。クヌギやコナラの樹液に集まります。
- クワガタ: ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタなど、様々な種類が見られます。
- カミキリムシ: シロスジカミキリ、ゴマダラカミキリなど、木を食べる昆虫です。
- タマムシ: 美しい緑色の羽根を持つ昆虫。日中に活動し、木の葉を食べます。
- チョウ: アサギマダラ、ミヤマカラスアゲハなど、森林性のチョウが見られます。

河川・水辺で見られる動物たち

深谷市を流れる荒川や、市内のため池、水路など、水辺には多様な生物が生息しています。

鳥類:
- カワセミ: 鮮やかな青い体と長いくちばしが特徴の鳥。水辺で魚を捕食します。
- カルガモ: 日本で最も一般的なカモの一種。一年を通して見ることができます。
- コサギ: 白鷺の一種。水田や河川で魚やカエルを捕食します。
- アオサギ: 日本最大のサギ。水田や河川、湖沼などで魚を捕食します。
- カイツブリ: 水中に潜って魚を捕食する鳥。冬には北国から渡来する個体もいます。
- カワウ: 群れで行動する鳥。魚を捕食し、水辺の木に巣を作ります。
- オオバン: 冬鳥として飛来し、水草や昆虫などを食べます。
- ユリカモメ: 冬鳥として飛来し、パンなどの餌をねだる姿が見られます。
魚類:
- コイ: 日本を代表する淡水魚。荒川では釣りの対象としても人気です。
- フナ: 日本各地の湖沼や河川に生息する魚。ゲンゴロウブナ、キンブナなどが見られます。
- メダカ: 小さな体で愛らしい魚。水田や小川、池などで見られます。
- オイカワ: 川の上流から中流域に生息する魚。美しい婚姻色で知られています。
- ナマズ: 夜行性の魚。口ひげが特徴的で、他の魚やカエルなどを捕食します。
昆虫類:
- ゲンゴロウ: 水中に住む大型の甲虫。幼虫はヤゴと呼ばれ、魚などを捕食します。
- ヤゴ: トンボの幼虫。水中で生活し、他の水生昆虫や小魚などを捕食します。
- ミズカマキリ: 水面に浮かんで生活する昆虫。鎌状の前脚で小魚や昆虫などを捕らえます。
- アメンボ: 水面をスイスイと移動する昆虫。水面に落ちた昆虫などを食べます。