忍城は関東7名城の一つであり、室町時代の文明年間に築城されました。
特に豊臣秀吉の関東平定の際に石田三成の水攻めを耐え抜いたことで「浮き城」として名を馳せています。
このエピソードは映画「のぼうの城」のモデルとしても知られています。
忍城の歴史
1590年、豊臣秀吉と小田原北条氏の戦い（小田原の役）で、石田三成らによる水攻めを受けます。
この水攻めは失敗に終わり、別の形で開城するわけですが、「浮き城の町 行田」とのキャッチフレーズとなって今に残りました。
自虐的に聞こえるかもしれないけど、「浮き城」とは水攻めされた忍城に由来しているのですね。
この戦いにより、成田氏100年の支配が終焉し、徳川家康の持ち城となりました。
以後、松平氏を経て阿部氏が城主となり、184年の長きに渡って忍10万石を支配しました。
明治維新でも戦火を逃れ、廃藩置県により二の丸に忍県の県庁がおかれましたが、明治6年に、なんと競売されて解体されてしまったそうです。
今から考えれば信じられないことですが、当時はそんな時代でしたよね。
現代の忍城
現在の忍城は、続日本100名城の一つにも選ばれています。
忍城御三階櫓は昭和63年に再建され、現在は郷土博物館として利用されています。
この資料館からは市内を一望することができます。
また、再建された御三階櫓は忍公園（忍城址公園）の一部として整備されています。
行田市郷土博物館の情報
行田市郷土博物館では、行田の歴史を学ぶことができます。
行田市郷土博物館での訪問を計画する場合、開館時間は9:00から16:30（最終入場16:00）で、入場料は高校生以上200円、小・中学生は50円です。
月曜日、祝日の翌日、毎月第四金曜日が休館です。
アクセス
電車： 秩父鉄道「行田市駅」から約900m、徒歩12分くらい。
バス ：秩父鉄道秩「行田市駅」下車、朝日バス吹上駅行き 「忍城」停留所下車 すぐ JR高崎線「行田駅」または秩父鉄道「ソシオ流通センター駅」下車、行田市内循環バス 西循環コース右回り乗車 「忍城祉・郷土博物館前」停留所下車 すぐ その他の循環バスもあり
車： 東北自動車道羽生ICより約14km。
または関越自動車道嵐山小川ICより約20km。
駐車場 ：行田市郷土博物館・忍城址：無料 2ヶ所 57台
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